29 April, 2011

T.I.M.E. / MEDEA MATERIAAL

T.I.M.E. (this is music-theater education) is the new master course of Royal Conservatory of The Hague. Today was the premiere of their performance, MEDEA MATERIAAL, based on the Euripides's play Medea. However, I have to say that it was difficult for me to find a relation between the Greek tragedy and their performance.

I would not say it is essential that a music theater should have a story. It can be totally abstract without any words. But it was just something else where they wanted to hit it and quit it. Introducing diverse music styles, students showed off what they can do. Vocal, guitar, bass, reeds, violin, keyboard and drum from classical polyphonic chorus to psychedelic rock or folk song. Always it was accompanied by weird movement or nonsense mime. Apparently it was a kind of "post-modern-theater" though, I could not understand at all why they are doing that. What was your message? I would like to address to the casts with the word, "Waarom(why)" which they showed in a paper "speech-balloon" on the stage.

I do not know exactly how the whole production process was. By looking at the credit, only what I can guess is there was no director. Instead they did it together under the supervision of Paul Koek & Paul Slangen. Maybe they were too democratic in the ready-made structure. In a way, the performance was prepared well. Each transition from scene to scene was smooth. Performers' spacing was well arranged. Rather, it was well-mannered. Since this was a part of educational process, I would imagine they could not change the form.

If I try to find a kind way to criticise, I would be able to say that this performance represents one aspect of modern society where people try to behave as the system require. Allegory of a "good" consumer who tends to follow the new things without own policy, as if as a warning like "Don't think too much!"  Well, this is a little idealistic maybe...

2011.04.28 20:30- at Theater aan het Spui
www.theateraanhetspui.nl


ミュー ジックシアターを学ぶ修士コースT.I.M.Eの初演を見て来た。今年度スタートした新しい学部が半年かけて準備した公演に期待して行ったのだが、コンセプトを欠いた記号的「多様性」の羅列にがっかりした。出演者それぞれの音楽家、役者としての才能がかいま見れただけに、なんとももったいない。ギリシャ悲劇『メデイア』との関連が僕には見つけられなかったが、それ以上にどこにも向かっていかない表層的な表現になってしまっていたように感じた。出演者が共同で創作するという構造がもたらしたことかもしれないが、作品のメッセージを決めるという演出家の大切な役割がこのグループの中に不在だったと言わざるを得ない。初年度というのは学校側もいろいろと模索がある事だと思うので、今後の作品に期待したい。

25 April, 2011

The final improvisation session

I will participate in this final improvisation session tomorrow.
Hopefully see you there!


The final improvisation session
with many special guests!


Together Now!
Tue 26 April 2011
Studio 3, 16.00-18.00
Royal Conservatoire Den Haag
organised by Improvisation 2012

Early, classical, electronic, dance, theatre, jazz & free improvisation:
Guus Janssen, Richard Barrett, Claron McFadden, Marie Guilleray, Renée Jonker, Bert Mooiman, The Scroll Ensemble, Ensemble Echoes, Vasilis Stefanopoulos, and the Music and Dance group.


Together Now is the theme of this closing party of the improvisation sessions at Studio 3. Students, teachers, amazing improvisors will perform a challenging mix of improvisations, ranging from early music, electronics and free improvisation to music theatre.

17 April, 2011

フサの子守唄 Fusa's Lullaby

今つくっているオペラ『胡蝶の夢』のシーン#8で、
土蜘蛛族の女首長フサ(巫麻) が赤子の時の胡蝶を抱きながら歌う曲。

自然の中に希望を見いだしていく、前向きに生きてほしいと願いを込めた曲。
どこまで英語に翻訳するのかまだ決まっていませんが、
とりあえず日本語の詞がほぼできたので、ここで紹介してみます。
タイトルは「星をかぞえて」 とか別の案もありますが、
とりあえず、「フサの子守唄」にしておきます。

感想やご意見などお寄せいただければうれしいです。


「フサの子守唄(仮)」 〜オペラ『胡蝶の夢』より

ねえ 見える あの鳥が?
星たちがきらめく 夜空に
小さな瞳 しっかりと広げ
飛んでいく

闇の深さに嘆くのではなく
微かに光る あの星をかぞえましょう

ねえ 覚えてる あの蝶を?
風たちが駆け抜ける 森の中
小さな羽 はばたかせて
飛んでいく

木々のざわめきに怯えるのではなく
あなたに呼びかける 内なる声を信じましょう

ねえ 聞こえる あの声が?
月光が照らす 海原に
小さな心 ふるわせて
魚の群れが 叫んでる

水の冷たさを憎むのではなく
身を寄せあう 仲間を愛しましょう

この世の苦しみ 消えないけれど
疲れた心を抱きしめて
また昇る 朝日のために
この夜を越えていきましょう

ねえ 感じる?
あなたを必要とする人が
どこかで待っている
美しいハーモニーを 響かせて
その場所で呼んでいる


※ここでワードファイルがダウンロードできます。
S08-フサの子守唄0417.doc - http://bit.ly/ezhcI0
リブレットの英訳作業を手伝っていただける方はご連絡ください。
ご協力お願いします。

07 April, 2011

沈黙と測りあえるほどに Silent Spring

反原発ソング「ずっとウソだった」斉藤和義??



上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材のレポート


今日、上杉さんの原発取材レポートの動画を見て、唖然として、胸がざわざわした。ダメだ日本、本当にとんでもない事を地球にしてしまってる。政府やマスコミへの怒りというより、日本人として死ぬまで背負わないといけない問題になったと思っています。ヒロシマ/ナガサキの被爆国がどうしてこんなことに・・。日本のマスコミ、もしこのまま変わらなかったら本当にもう見なくていいや。信頼できるメディアを探します。

雨宮処凛さんはこんなことを書いている。

今回の地震を受けて、いろんな人と話をした。原発についても話した。印象に残っているのは、何人かの人が言ったことで、要約すると「反原発」=「一部のド左翼の人たちの主義主張」というふうにしか捉えていなかった、というものだ。この意見には、今後考えなければならないことが詰まっている気がする。本当は、日本中どころか世界中の人が当事者なのに、なぜか「一部の人の主義主張」と思われてしまっていた・・
原発やめろデモ! の巻‐雨宮処凛‐マガジン9

原発反対の署名とかしてきたけど、脱原発を主張している政党に投票したりはしたけど、結局はどこか他人任せだった。めんどくさいからとそれ以上は関わらなかった。

次に、「非常時の思想について」で平川克美さんが書かれていたこと。
「小市民」は、自分勝手で、無知で、利己的な存在かもしれないが、自分や自分の家族をどうしたら守っていけるかということの判断力や、危険の察知能力において、専門家に対して劣っているわけではない。
非常時の思想について---カフェ・ヒラカワ店主軽薄 より

上記のフレーズには大きく頷いた。沢山の情報を集め分析し判断しようとしても、結局絶対的な正解というのはなくて、どこまでいっても「あれ」ではなくて「これ」になったという「選択」でしかない。いくら科学的裏付けのあるとされる情報だって、ある別の基準でみたらその意味や判断は変わる。

どんな行動も、自分の未来に少しずつ影響を与えている。どんな恐怖や不安も、自分がどれほど受け止めて、引き受けて、つき合って行けるのかという度胸にかかっている。それは死ぬ事ですら。武道家の甲野善紀さんが「人間の運命は完璧に決まっているからこそ自由だ」という人生観を「夜間飛行」の震災復興に向けてのメッセージに書かれていたが、今回の原発事故という人災を前にこのメッセージは残酷だがとても強い。


あそこへ行ったから被爆した。
ここに残ったから事故に遭った。
あそこへ行かなかったから30年続けた仕事を失った。
ここに残らなかったから同僚や友人からの信頼を失った。

可能性を考え始めればきりがない。
少し前に友人の振付家、山田珠美さんがJCDNのブログで書いていたこと。
最近、自分について、『今の私は、私が「失った」ものでできている』という事実に気が付いたんです。私にとっては、今「持っている」と思っているものの影 響より、「失った」と思っているものの影響の方がずっと大きい。端的には死んでしまった家族とか。それらが「私」という人物を作っていると思います。
結局、一旦、本当に深いところまで入ってきた情報は、一生その人のなかで形を変えたり風化したり、見えなくなりつつも、在り続けてしまうというか。表面的にはどこにも見えないかもしれないけど、消えても在り続けるみたいなことあると思う。

オハッド・ナハリンはGAGAの最中によく  "Float" (浮かべて) という指示を出す。そこまでで積み上げたマルチタスクを止めたり減らしたりせずに、ボリュームダウンする感覚。それは生きる知恵と繋がっていると僕は思う。

過去は過ぎ去った。未来は未だ来ない。ここにある現在を受け入れながら生きて行くしかない。最後に2009年に「RAIN」という作品に寄せて僕が書いた文章を引用する。

『雨』によせて

人生で何が起こるかなんて予想できない
期待したことはまず起こらない 起こるのは大抵想像もしてなかったことだ
自分ではコントロールできないことをいかに引き受けて生きるのか
否定することよりも 肯定する術を探したい
僕はまだ 雨の中を歩いている

RAIN

We cannot predict what will happen in our lives.
The things which we assume will happen, seldom occur.
And that which we least expect, frequently comes to pass.
How can I accept that which I cannot control?
I want to find a way of saying yes to these things, rather than denying them.
I'm still walking in the rain...

8. Feb, 2009 Tomohisa Hashimoto


いま日本は花見の季節なんですね。日本には良い面、美しいところが沢山ある。それを探していきましょう。日本の良いイメージを世界の人に広げていかなくては。一人一人が考えていきましょう。想像力や詩の力を信じましょう。心も体も停止したり萎縮せずに、感動して、行動して、つながって。 オランダは暑いぐらいにいい陽気。新緑が気持ちいいですよ。

05 April, 2011

[announcement] Performance in April

I'll be dancing in these performance below.
Please come! entrance free, btw.

Tue 13 April 2011 16.00-18:00
CASS #5
Gallery&Library, The Royal Academy of Art in The Hague (KABK)
organised by MASH UP team(cross-arts collective with KonCon and KABK)


http://www.kabk.nl/

performances, installations and happenings from
ALL the different departments of the KonCon and KABK.






 



Tue 26 April 2011
Closing party: Together Now

Studio 3, 16.00 Royal Conservatory The Hague (KonCon)
organised by Improvisation 2012

www.koncon.nl/


Together Now is the theme of this closing party of the improvisation sessions at Studio 3. Students, teachers, amazing improvisors will perform a challenging mix of improvisations, ranging from early music, sonolgy, free improvisation to music theatre.

more information/apply: 
improvisation@koncon.nl