27 October, 2010

CINECONIKA, Nov 12-14th

video [pulse](2009, Directed by Youki Hirakawa) will be screened in CINECONIKA, Canada. I made music for this piece. Unfortunately, I won't be able to attend there, though I hope some of you visiting here would be interested in.

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CINESONIKA: The First International Film and Video Festival of Innovative
Sound Design is just a few weeks away:

November 12-14, Simon Fraser University Surrey Campus Theater, Surrey
Central Skytrain Station

Enter to win free passes at: 
http://www.cinesonika.com/pg.php?s=contest

The screening program is online at:
http://www.cinesonika.com/pg.php?s=tickets

View film clips at:
http://www.cinesonika.com/pg.php?s=films

Tickets will be on sale by Nov. 1st, $10 per program screening, $45 for
festival pass (good for all screenings).

25 October, 2010

シカゴのACMから委嘱 - Chicago Report 1

これから数回に渡って、シカゴ滞在のレポートをしていきます。最初はざっと企画概要を紹介。そのあと市内観光、美術編、建築編、インタビュー動画などと続く予定です。

この記事はその1。まずは導入編として、企画と作品についてです。

シカゴの団体ACM(Accessible Contemporary Music)から2010年度の招待作曲家に選んでいただきました。Composer Alive: Nagoya と題して、ネットを通じて3ヶ月に渡って楽譜と録音のやり取りをウェブサイトで公開。徐々に作品の内容を完成させて行きました。


演奏会の情報はこちら
"Sounds From the Floating World"
2010年10月17日(日) 15:00-
会場:Loyola University Museum of Art
820 N. Michigan Ave., Chicago(アメリカ)
演奏:Palomar
http://www.acmusic.org/node/236

Program
Lied by Toshio Hosokawa
Root by Tomohisa Hashimoto (U.S. Premiere)
The Castle of Duino by Tomiko Kohjiba
Solitude In Memorium T.T. by Joji Yuasa
Sonare by Kaoru Koyama
Tsuchigumo Overture by Tomohisa Hashimoto (World Premiere)

Performers
Hülya Alpakin - piano
Alyson Berger - cello
Robin Clevenger - French horn
Alicia Poot - flute
KT Somero - clarinet
Amy Wurtz - piano
Jeff Yang - violin

"Composer Alive"はACMが毎年行っている企画ですが、今年は日本の作曲家を取り上げるという趣旨で、僕の作品『Root』と『土蜘蛛序曲』を含めて6曲が演奏されました。最初に企画の話を聞いた時は新曲だけと聞いていたのですが、いつだったかこのPalomarの編成で演奏できる曲はないかと聞かれて6年前に作った『Root』を紹介したら、この曲も取り上げてもらえることになりました。そんなわけで、初演に立ち会うため10月15日から21日までシカゴに行ったわけです。

今回の招待は名古屋在住の作曲家Jason Taylorが、僕のことをACMに紹介してくれたのがきっかけ。去年の秋ぐらいの事だったんですが、それから何にも連絡がなかったので、まあ他の人になったのだろうと思っていたら6月の頭に主宰のSethから連絡をもらって、招待してくれると聞きました。楽器についてもそこから相談して、フルート、クラリネット、ホルン、ピアノという編成で書くことになりました。

来年の初演を目指してダンスオペラ『土蜘蛛』を構想中だった僕は、今回の委嘱がちょうどいいタイミングだったので、オペラのための始まりの音楽として作曲しました。何をしたかというと能楽の『土蜘蛛』から歌の旋律だけを取り出して、8分程度の長さに音のデータをコンピュータ上でリミックス。そこから器楽用に変容をさせてつくったのがこの作品です。25日現在はまだ録音がアップされていませんが、そのうちACMのサイトで聞けると思います。映画で言うならトレーラーのようなかんじで、50分ぐらいのシーンをぎゅっと凝縮したような展開になっています。ダンスオペラ『土蜘蛛』の構想はいろいろとあるのですが、それを書き始めるといつまでたってもシカゴに辿り着かないので、またの機会とします。

7、8、9月と3回に渡って楽譜のスケッチやスコアをPDFで送って演奏を録音してもらいました。ウェブには載っていない試演のフレーズもいくつか聞いたりしながら、作品のイメージを膨らませていきました。コンピュータのソフトも発達したとはいえ、やはり本物の楽器にはまだまだ敵わないので、こうして実際に音にしてもらえるのはとても助かりました。ただ、もし録音に立ち会えればもっといろいろな実験ができただろうにと思った時もありました。

この企画を通して、西洋音楽が整備して来た五線の記譜と調律というのは、改めて良くできたシステムだなあと思います。作家が現場にいなくても、練習し、録音し、それを別の場所でかなり本物に近く聞くことができる。ダンスや演劇ではここまでの再現性を記述し記録するのはかなり大変な作業ですし、演者の身体性など楽器に比べれば遥かにそれぞれの個性がそこに関係してきます。音楽だからこそ実現できる企画とも言えるかもしれませんね。

そんなやり取りを経て、10月に入っても修正や加筆など作曲作業をして、奏者には負担をかけつつもなんとか完成した『土蜘蛛序曲』。さて、次回はシカゴへ渡るところから写真も交えて続きます。

24 October, 2010

Two books I bought in Chicago

This title, Collaboration in Theatre appeared in front of me as soon as I started to look at a shelf in the book store of DePaul University.

Collaboration in Theatre: A Practical Guide for Designers and Directors


As the sub-title shows, this book define a successful collaboration between directors and designers by way of giving a structure with theory and practical suggestions. I haven't read it yet though, nibbling pages, I'm sure this book will give me a lots of ideas to refine my research.

The Stanislavski System: The Professional Training of an Actor; Second Revised Edition (Penguin Handbooks)

The second one needs no explanation. It's a simplified version of the famous The Stanislavski System. I just thought it's worth to keep it by one and use it as a useful reference.

09 October, 2010

展覧会『中川運河—忘れ去られた都市の風景—』

平川祐樹さんの新作インスタレーション『Double Dream』のために音楽を担当しました。
中川運河をテーマにした企画で、あいちトリエンナーレで展示が6日より始まっています。
短い音楽ではありますが、リコーダーとハープを使って作曲しました。
お近くにおいでの際には、ぜひお立ち寄りください。


『中川運河—忘れ去られた都市の風景—』
あいちトリエンナーレ2010現代美術企画コンペ入選企画展
出品作家:平川祐樹、水野勝規、吉田知古
会期:2010年10月6日-31日 (休館日、開館時間などはウェブサイトでご確認ください。)
会場:愛知芸術文化センター・地下2階アートスペースX
企画:田中由紀子

【アーティスト・トーク】
10月11日(月・祝) 15:00-16:00

※入場には、トリエンナーレ国際美術展チケットが必要です。
お気をつけください。
http://nakagawacanal.web.fc2.com/
http://bit.ly/nakagawa-unga

◎『Double Dream』クレジット
映像:平川祐樹
作曲:橋本知久
Recorder _ María Martínez Ayerza
Harp _ Sarah Nichols


“The Nakagawa Canal - the forgotten waterside scenery in the city ”
artists: Youki Hirakawa, Katsunori Mizuno and Tomoko Yoshida.
curator: Yukiko Tanaka
http://bit.ly/n-canal

01 October, 2010

鮭とたっぷり野菜のホワイトソース添え

なんか、レシピを載せたら、妙に訪問が増えたので、調子に乗って第二弾。基本的には自分の備忘録のつもりですが、アクセス増えるのはやはり嬉しいもんです。

実はオランダ来てすぐの頃に、「生のものと火を通したもの」というタイトルで、料理レシピと舞台のレビューが混ざったブログを開設しようかなんて、結構本気で考えていた事もあったんですよ。想像するのは簡単でも、なかなか実行に移すってのは難しいもんですよね。素材と調理。料理もパフォーマンスもかなり似ているところが多いと思います。

さて、本日はスーパーで鮭が安売りだったので、購入。圧力鍋を使った料理です。ピアノの生徒さんからいただいた圧力鍋が最近我が家では大活躍しております。あっという間につくれて便利。ただし蒸気の安全ピン(赤色)がうまく上がらず、止まってくれない時がちょくちょくあって、パッキンを変えた方がいいのかも。 SEB T-falなんですが、なにかご存知の方は教えてください。


◎材料(沢山食べたい1人分(笑))
鮭の切り身  200g
キャベツ    4葉
人参      10cm
玉ねぎ     1玉
西洋ネギ(prei) 1/4本

◎ホワイトソースの材料
牛乳    250cc
小麦粉 大さじ2
白ワイン 大さじ2
バター  10g

塩、胡椒、ナツメグ。

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1) キャベツは大きめに。人参、玉ねぎは一口大に。ネギは1-2cmぐらいで輪切り。2) 1/2カップぐらいの水を圧力鍋に入れて、切った野菜を投入し塩胡椒。ナツメグも少々。
3) 鮭に塩胡椒とお好みでハーブをかける。鍋の中の野菜の上に鮭を置いて、ふたをして6分ほど煮る(蒸すかな?)。
4) その間にホワイトソース。フライパンに小麦粉を入れて、冷たい牛乳を少しずつ入れる。
だまにならないように泡立て器でかき混ぜながら弱火で加熱。バター、ワインを加えて一煮立ちさせる。
5) 鍋の火を弱火にして数分。鮭に火が通ったらさらに野菜と鮭を盛りつける。
6) ホワイトソースにも塩胡椒で味を整えて、具にかければ完成。
パセリを飾りにちょろっとかけてみました。


このところ、夜中まで作業していたせいか、喉が痛い。
タイムティーでもつくって飲みます。
ではでは。。