28 January, 2011

イスタンブール旧市街を巡る - Istanbul Trip 3日目

スルタンアフメット・ジャーミー、トプカプ宮殿、イェレバタン・サライ(地下宮殿)、グランドバザールを回って、セマダンス鑑賞、ハマムで締めるという欲張りなイスタンブール三日目のレポートです。

初日の夜も来た旧市街。まずはアヤソフィア博物館へ。開館前から並んだのですぐに入れたのですが、なんとチケット売り場でユーロが使えない事が判明。昨日までで両替したトルコリラは全部使ってしまっていたので、仕方なく行ったん出て、お金を変えてからもう一度並びなおしました。とほほ。


Ayasofya Müzesi
アヤソフィア博物館

ギリシア正教の大本山としてつかわれたのちイスラムの寺院に姿を変えたという変わった歴史をもつこの建物。スルタンアフメット・ジャーミー(ブルーモスク)とトプカプ宮殿の間に建っています。










Ayasofya Müzesi
2階のギャラリーから見たアヤソフィア

中の様子。ビザンツ建築の最高傑作なんだそう。アラビア文字があしらわれた大きな文字盤が掲げられています。イスラム教の重要な人物の名前が書かれているらしい。吊られた照明の輪が綺麗。










Ayasofya Müzesi
南回廊のマリア、ヨハネ、キリストのモザイク画

ギャラリーの中でも有名なキリストのモザイク画は下半分は剥がれてしまっていましたが、とてもハンサムな顔立ちのキリスト像でした。







羽に包まれた顔。これを見て「ハウルの動く城」でハウルが鳥に化けるシーンを思い出しました。こういうのが創作のイメージとして使われたのかもしれませんね。










Ayasofya Müzesi

イスラム教のモスクに不可欠なミフラーブが奥にあるんですが、そこを見上げると聖母子像が。もともとキリスト教の聖堂であったアヤソフィアがイスラム教のモスクに変わった名残がここで見られます。








トプカプ宮殿 にも足を運んで、宝物をいろいろ見てきました。中は写真が撮れませんでしたが、こんな綺麗な湾を眺めることができました。晴れてよかった。




Yerebatan Sarnici
地下宮殿 Yerebatan Sarnici


イェレバタン・サライ(地下宮殿)は地下の貯水池でライトアップがされている。なんか鈴木忠さんの演劇でも始まりそうな雰囲気。






一番奥にあるメドゥーサが有名とのこと。
ときどき頭に水滴が垂れてくる通路を通ってあるいていくと。。



ありました、メドゥーサの顔が柱の台座のところに!
これ、客寄せでつくったんでしょ?と突っ込みを入れたくなりつつも、
しっかり写真は撮って来た。私も日本人。












ここから歩いてグランドバザール Kapali Çarşıへ。
Grand Bazaarの入り口。
絨毯や貴金属、革製品の店が並ぶ商店街。




スパイスや絨毯、洋服、ランプ、楽器などいろんなものが売ってました。歩いていると日本語で話しかけてくる店員がたくさん。笑っちゃったのは

「シンコンリョコー?割引ありますよ。」

商魂逞しいことで。




香辛料かお茶を買おうと店を回っていたら、出会ったのがこのお店。
なんと僕らと写っている店のおじちゃん、愛知万博で働くために2年も名古屋(僕の地元です)に住んでいたことが判明。日本語も上手でびっくり。



そして、簡単に夕食を済ませたあとセマーという ぐるぐる回る踊りのショーを見てきました。スィルケジ駅で無料の公演があるという情報を聞いて期待していったら、数年前に終わったと言われてしまいました。で、すぐ近くの文化センターでやっていると教えてもらって、有料のを見る事にしました。

イスラム神秘主義(スーフィ)の儀式が専用の劇場で毎晩のように観光客目当てで上演されているもの。
あまり期待せずに行ったら、6人の生演奏までついていて贅沢。以前アムステルダムで見たダンス公演で、この旋回舞踊の踊り手が参加したものを見た事がありましたが、オリジナルの儀式を見るのは初めてでした。

さて、見てみたらほんとにずーっと回っているだけ。よく目が回らないなあーと感心しつつも、疲れもあったのか、途中で眠気が襲って来てしまった。歌詞が分かったらもうちょっとイメージが広がったのかもしれません。

入り口付近に立つスタッフのお姉さんがレーザーのペンを持っていて、写真を撮ろうとする観客を赤い光でチェックして注意する体制になっていて、なかなか厳しいチェックだった。

そして、明日は空港に朝から行かなくてはいけないため、少々ハードスケジュールながら、ホテルに戻る前にハマム(Hamam、トルコ式風呂)に行く事に。


帰り道の途中、チェンベルリタシュ駅で下車。この煙突が目印。
チェンベルリタシュ・ハマムに行きました。
http://www.cemberlitashamami.com/
サイトの写真がエロいな。必見です。(失礼)

なにも持っていかなくても、着替えもサンダルもタオルも全部渡してもらえます。垢擦り、シャンプーがセットになった基本コースをオーダー。男女別で日本の銭湯みたいに入り口で分かれ、更衣室でタオルだけになって入場。サウナほどの温度ではないとはいえ、蒸気が充満。スタッフのおじさんが来て指示されるまま亀の甲羅みたいな大きな石盤の上に寝転がって、待つ事10分。マッサージやら整体みたいなこともしてもらい、垢擦り開始。あっけなく終わって、泡を乗せてゴシゴシ洗われました。

しっかりトルコ観光を堪能し、ホテルでパッキング。翌朝は昼のフライトだったので、何もできずに空港行きのバスから街の眺めを楽しみました。

というわけで、トルコのレポートはこれで終わりです。
お付き合いありがとうございました!

21 January, 2011

Istanbul Museum Of Modern Art

トルコ旅行の2日目(2011/1/4)に行ったイスタンブール現代美術館についてです。
※館内撮影禁止だったので写真なしですがご了承ください。

常設展ではトルコのアーティストの作品が沢山見られました。西洋のアートシーンに20-30年ぐらい後から追いかけるようなかたちで留学生達がヨーロッパへ出て行き、当時のヒップな手法を持ち帰ってきた近現代の歴史をかいま見ることができました。印象派ぐらいから順番に手法を吸収して、トルコの文化風景へと持ち込んでいった作品群が見られます。

エントランス正面に地下展示室に降りていく階段があるんですが、その周りを覆うガラスがピストルで打ち抜かれたように無数のヒビが入っています。これは常設だと思いますが、インパクトあって面白い作品でした。

特別展は3つ。
アルメニアン建築の写真展"Armenian Architects of İstanbul"
Ani Çelik Arevyan(写真家)の個展"Nothing Is as It Seems"
Kutluğ Ataman(映像インスタレーション)の回顧展"The Enemy Inside Me"

建築の写真展は期待はずれ。安っぽい観光案内所みたい。パネル写真で建築が紹介されているものの、写真自体のクオリティーが低いのにまず驚いた。地図でそれぞれの位置関係とか、歴史的な流れを混ぜるとか、もうちょっとキュレーターに展示方法を検討して欲しかった。

Ani Çelik Arevyan www.anicelikarevyan.com/
二つ目写真展はなんと偶然作家さん本人が記録用の撮影をしているところで、お話しすることができました。森の写真と洋服やオブジェの写真が上下で組み合わされて、ひとつの構図をつくっている。水面に映ったような位置関係。
話してみるとAniさん自身がISSEY MIYAKEの洋服コレクターらしく、それらを自分の作品に使っている。コラボなのかと思いきや、連絡せずに勝手に使っているらしい。図録とか販売していたけど著作権とか大丈夫なのかちょっと心配な作品で、ISSEY MIYAKEのシャープな洋服たちがかなり存在感を放っている。写真の作家ではあるけれど、この新作群はグラフィックデザインと言った方がいいだろうね。

Kutluğ Ataman www.saatleriayarlamaenstitusu.com/
カツラをつかう女性たちのインタビュー映像作品や、自分が女装して踊っている映像作品『Turkish Delight』(2007)。他に連作で、路上で物乞いをする人たちをモノクロのスロー映像で肖像画のように並べた作品『Beggars』(2010)などはビル・ビオラっぽい見せ方だけど、カメラの手ぶれがあることや被写体のメッセージ性が強いのが違うところかな。角のスペースで5枚のスクリーンを宙づりにして見せていた『99 Ad』(2002)は同じ男が目を閉じて体を前後に揺すっている映像。手前から奥の方にいくに連れて、そのスピードや強度がある種の暴力性を帯びながら強くなっていく。ダンス的な映像インスタレーションで、一番好きだった。近年の作品はセクシャリティーとかヒエラルキーとかかなり社会派的メッセージのはっきりしたテーマ設定をしている印象を持ったものの、作品自体は以前の作品の方が強い感じがしました。
 

トルコの現代を見る新市街 - Istanbul Trip 2日目

2011年の新年にイスタンブールを訪問したレポート、その2。

この日はちょっとスペシャルな日。トルコ人の友人ギゼムGizemとドルマバフチェ宮殿の前で昼過ぎに会う予定になっていたからです。

まずは朝トラムヴァイに乗ってスルタンアフメット駅へ。午前中アヤソフィアとドルマバフチェの二カ所を見る計画で降りてみたものの、すごい行列。こりゃあかん。ってことでアヤソフィアは翌日に回すことにして、ドルマバフチェへ。

再びトラムヴァイの1番に乗って終点まで。電車の隣にはロシア語?を話しているおばさん3人組が地元の人に地図を見せて行き方を確認している。この人たちも新市街のほうへ行くようだ。

終点のカバタシュKabataş駅に到着。そこから人の流れに乗ってそのまま進行方向へ歩いていくと、観光バスが沢山止まってる駐車場が。お、ここらしい。と奥に進んでいくとほどなく見えてきましたのがこの時計塔。

Tower Clock

入り口で荷物検査。携帯や財布をズボンから出さなかったけど問題なし。結構緩い?本殿とハレムの両方のチケットを購入。改札を通ろうとしたら、バーコードの印刷が悪かったらしく、僕だけ入れない。印刷をしなおすように言われて、再びチケット売り場へ。他にも二人女性が再発行をするところだったので一緒に頼む。僕らが待っている間にも数人ちらほら。プリンター換えた方がいいのでは。。。

ドルマバフチェ宮殿、皇帝の門

Dolmabahçe Palaceの門の前では衛兵が微動だにせず立っている。細やかな装飾が施された門。バロック様式というのでしょうか。



中は写真撮影が禁止だったので中の写真はウィキペディアとかグーグルでいろいろ探してみてください。
ここは男性のみの本殿と女性のみが使用した空間(ハレム)の二つのエリアに分けられています。宮殿内の見学はガイドと一緒に回ることになっていて、トルコ語と英語しかありません。屋敷の中に沢山ハマム(浴室)もあった。ピアノが沢山あったのも印象に残っています。周りがあまりにも豪華なので、貧相に見えてしまいました。ひとつだけやたらケバケバのデコラティブなピアノがありましたが、奥さんによると「ああいうのはいい音しない」そうです。(笑)儀式の間のシャンデリアは他国の大統領訪問など特別な時しか点灯しないそうですが、太陽のような明るさになるとガイドのおじちゃんは話していました。すごい大きさで驚きました。

そして友人ギゼムと再会。彼女はオランダのロッテルダムで先シーズンまで振付の勉強をしていて、僕がその学校にダンスの授業を聴講しに行っていたので知り合ったのです。彼女の作品に音楽で参加もしました。お互いに近況を報告しつつ歩いて現代美術館へ行く事に。(美術館の内容については別記事にしましたのでそちらをご覧ください。)

名物サバサンド!
そこからさらにカラキョイ地区まで散策。僕たちが「サバサンド食べたい!」 とリクエストしたところ、ギゼムが美味しいところへ連れて行ってくれました。塩味だけのシンプルな味付けでしたが、これが絶品でしたー。歩き疲れていた事もあって、そこで飲んだザクロジュースも美味しかった。僕らがほけーっとしている間に、頼りになるギゼムが翌日のセマー(回転ダンス)の公演も電話で予約してくれ、敏腕ツアーガイドぶりを発揮していました。友人が出るという夜の演劇公演を見に行くことに急遽決定。チケットがあるか後で会場にチェックしに行くことになりました。

そして雨が降り出した街を、再び歩いてガラタ塔へ向かいました。結構傾斜がきつい道でした。楽器屋さんや電気、オーディオなどパーツ売りしている店がとても多かった。この場所は10年ほどでファッショナブルな店が進出して来た事によって、家賃なども倍以上に跳ね上がったそう。

レストランの軒先で
イスティクラール通りは新市街の中でもブティックやレストランなどが並ぶ繁華街。各国の総領事館も多数。6時も回っていましたが、人が沢山。そうかと思うと横道は建物が建ち並びとても狭い路地になっています。ギゼムがいなかったら迷子になっていたかもしれませんが、彼女の後ろに着いていったおかげで、普通の旅行客では足を踏み入れないような場所も覗くことができました。

夜の公演の小劇場に行ったものの、結局劇場担当分のチケットはもうなかったらしく他の場所をあたることに。なんだか申し訳なかった。すると電話をしていたギゼムが友達からチケットがもらえるとのこと。今夜の観劇が決定しました。


ホットチョコで体ホカホカ!
雨の中歩いたせいで、体が冷えてしまったので、ホットチョコレートを飲めるお店に入りました。れんが造りの内装で、隠れ家的な雰囲気。



僕とギゼムは互いの近況報告など。トルコでのダンスシーンというのはオランダと比べれられないほど小さいようで、なかなか大変なようです。





演劇見に行く前に、ガラタ塔すぐ横のロカンタ(大衆食堂)で腹ごしらえ。

ビベル・ドルマス
こちら、トルコ料理のピーマンの肉詰め。ビベル・ドルマスというそうです。これは妻が注文。僕はチキンの照り焼きをいただきましたが、安くて美味しい。まさに大衆向け!






夜の公演は演劇科の1年生がゲスト演出家を迎えてのプロジェクト公演だったようです。上演団体のサイトはこちら。トルコ語です。あしからず。
http://www.actorswithoutborders.net/
kebap(ケバブ)がタイトルですが、これ料理の名前ですよね。Gianina Carbunariuというルーマニアの女性戯曲作家による作品。もちろん全部トルコ語で上演だったので、内容をすべて理解する事はできませんでしたが、暴力とか売春とかが主題になっているよう。演出として電話やカメラ、テレビ映像や路地からライブ中継映像など現代のメディアをいろいろと意識的に取り入れているようでした。フィジカルな表現も多かったので飽きませんでした。台詞は男性2人と女性1人が担当しますが、舞台上には5人の男性もコロスとして出演。この主演の女の子が、学生とはいえ体当たりの演技で、圧倒的な存在感でした。

読んでみたい方は英語の脚本がamazonで売ってます。こちら。Kebab (Oberon Modern Plays)

劇場前でギゼムとはお別れ。彼女のおかげで裏道にも足を踏み入れることができたし、こんな地元の演劇も見ることができて、大満足の一日でした。ありがとー!

帰り道はイスティクラール通りをタクシム広場までブラブラと歩き。昨日食べたバクラバがあんまり美味しかったので、お土産も購入。そこからフニクラと呼ばれるトンネルを通る電車に乗って、カバタシュまで。このフニクラ、車体が斜めに設計されていて面白かったです。

フニクラの車体プラットホームも斜めになってる。   












街の観光スポットがタイルに描いてありました。位置関係は結構適当のようですね。。今日の新市街は左のヨーロッパ側北部にあります。

さてイスタンブール新年の旅のレポートはもう少し続きます。

08 January, 2011

イスタンブールの旅 - Istanbul Trip 1日目

transaviaでトルコへ!
 今週は妻と一緒にトルコ最大の都市、イスタンブールへ3泊4日間の旅行をしてきました。航空券とホテルがセットの格安パック。初日は早朝に出発しスキポールから3時間のフライトでサビハ・ギョクチェン空港Sabiha Gökçen International Airportへ。旅行の準備をするまで知らなかったのですが、イスタンブールはボスポラス海峡を挟んで東西に分かれ、アジア側、ヨーロッパ側と呼ばれているよう。この空港は東のアジア側にあります。


ハバシュで西へ移動
 昼に着いたんですが、予報通りの小雨。ハバシュHAVAŞという高速バスでヨーロッパ側のタクシムTaksim Squareまで移動。約1時間の旅で、値段は1人13TL(トルコリラ)。ちなみに出かけた時は1Euro=107JPY=2TLぐらいでした。





Taksim Square
広場で鳩にエサをあげるおじちゃん
そこからyellow dolmusでホテルの最寄り駅アクサライAksarayへ。20分ぐらい。このドルムスというのはバスみたいに路線があるんですが、同じ方向に行く人を待って、満席になったら発車する黄色いミニバス。安く済ませたい人にはタクシーよりもおすすめの乗り物です。

ほんとは乗る時にお金を払うようですが、よく分からずにそのまま乗っていたら、停留所はなくて道の真ん中で停まって降りるらしく、支払いに時間がかかったためドライバーからだいぶ冷たく扱われた。。グスン。先に言ってくれー。こちらは二人で3.5TLで済んじゃいました。安いね。アクサライに到着してホテルに向かう途中で周りのジャーミーからお祈りの歌が大音量で一斉に流れてきました。おお、これかー。確かに音量は大きいかもしれないけど、秋葉原とかのごちゃごちゃした雑多な音の洪水に比べれば、ずっと音楽的で気持ちのいい環境だと思います。ただし車が多いせいか空気はちょっと汚いかんじ。


トルコと言えば肉料理。
 こちらに来てみて意外だったのは、国民の99%がイスラム教というトルコなのに、スカーフ(ヘジャブ)をしている女性がほとんどいないこと。かなり緩いんですね。ホテルの部屋に荷物を置いてでかけるときにはもう15時になってしまっていました。近くの食堂で遅めのランチ。パンがついてきましたが、ハーグで食べるトルコパンと同じ。ハーグの店もなかなか本場に近いようです。ヨーグルトを頼んだらちょっと変な味。塩っ辛い。アイランという名前みたい。



そこからトラムヴァイ(路面電車)でスルタンアフメットへ。トラムに乗るには横にある機械でジェトンと呼ばれるコインを買う。一回1.75TL。どうも距離は関係ないようです。改札を通るためにこのコインが必要。



Sultanahmet Camii
Sultanahmet Camii
スルタン・アフメット・ジャーミーSultanahmet Camiiに到着。信者さんのお祈りの時間は中まで入れないようになっていて、公開される時間が入り口でアナウンスされていました。戻ってくることにして、その間に周りを観光。

観光スポットベスト10に入っているローマの大競技場跡ヒッポドロームにも行ったのですが、イマイチ。広場に3本柱が立っているんだけど、ただそれだけ。。うーむ。








先がとがったトルコの靴
 絨毯や宝石のお店がたくさん。













Sultanahmet Camii
荘厳な雰囲気のスルタンアフメット・ジャーミー 中庭より


ドーム型の屋根と6本の塔がそびえるアフメットジャーミー。イスラム教の祈りの場です。5時半になったので漸く中へ入れました。上空に飛ぶ鳥たちがとても美しかった。ディズニーランドだとか、ドラクエ、FFなどを思い出してしまった。こっちが元ネタだろうに。






ロールケーキとカダイフKadayif

予想以上に寒くてちょっと歩き疲れて来たので、 お菓子のお店でティータイム。何件か覗いて辿り着いたこのお店、すごく美味しくって大正解でした。トラムヴァイのスルタンアフメット駅のすぐ近くにあるÇigdem Pastanesiという店。店頭にあったバクラバBaklavaやイチゴのケーキなどに釣られて入ったんですが、とても繁盛していて入り口では次々とお客が注文しています。奥のテーブルスペースは落ち着いていて、ゆっくり楽しむことができます。チャイと一緒にいろいろ頼んで、あまりに美味しかったのでいろいろと追加で注文してしまいました。







チョコ味のバクラワとアップルパイ

そう、この程よい甘さ!オランダのケーキはただただ甘いだけなんですが、ここで食べたバクラワ(バクラヴァ)は和菓子にも通じるような程よい甘さでとっても美味しかったです。ピスタチオが入ったのが多かったんですが、この左の写真のはチョコレート味のバクラヴァでした。





次回はトルコ人の友達と回った新市街。

02 January, 2011

今年もよろしくお願いします summary of 2010

(この記事、昨日載せるつもりがネットの調子が悪くなって、一日遅れてしまいました。)


あけましておめでとうございます。
今年もTOMONOTEをよろしくお願いします。



そういう事は年末にやっておけと言われそうですが2010年を個人的に振り返ってみます。

2010年は公私ともに激しい動きのあった年となりました。何しろ結婚がありましたので生活も大きく変わりました。ポルトガル、デンマーク、アメリカ、イスラエルとあちこち旅もしました。
仕事の面では、ピアノに加えて1月から作曲の生徒が増えて、教える楽しさと難しさを感じています。MEMOの活動もオランダの子どもたちの育つ場所を見る事ができて面白いお仕事です。
創作ではダンスの比重がだいぶ増えたほか、いろいろな国で作品が上演してもらえました。秋からは卒業作品のオペラ台本を制作開始。今年9月の初演を目指して準備しています。6月に予定しているダンス公演Homeostasisのための会議や企画書制作に年末は忙しくしていました。しばらくは水面下で準備段階といった状態です。

さて今年はどんな年になるのでしょうか。
暖かく見守っていただければありがたいです。

元日
橋本知久

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個人的な2010年のできごと

1月 左手を骨折!
       音楽を担当したダンス『TOSS』(Gizem Bilgen振付)ユトレヒトで発表。
     『ROCE to ONE』Nutshuisで一時間のパフォーマンス。
メロディカとピアノとダンス担当。
2月 ギブス生活始まる。
       ハーグでMEMOの活動を開始。子どもたちにメロディカで訪問演奏。
トーキョーワンダーサイト本郷で『死と鏡』再演。(佐藤尚美/Sax)
3月 リスボンに旅行。
4月 ExNuncのパフォーマンス「Resource」にダンス出演。
       一時帰国の前にアイスランドの火山が噴火。
どうにか帰国し(笑)両家の親の前で婚姻届にサイン!
スペインのセビリアで『死と鏡』再演(Alfonso Padilla/Sax)
5月 千絵と5月5日に結婚!(まだギブス付き(泣))
       ダンス作品『Cartographer』を発表。演出/振付/作曲/コンピュータ演奏
月末に漸くギブスが取れた。
6月 メロディカトリオ『新しい人のためのファンファーレ』東京で世界初演。
       翌週オランダのRhijnhof Cemetryでも演奏された。
7月 シカゴのACMとプロジェクトComposer Aliveスタート。
毎月更新した曲がネットに公開。
8月 日本の家族が初めてオランダへ。コペンハーゲンへも一緒に旅行。
9月 家探し
10月 シカゴで『土蜘蛛序曲』初演。『Root』も数年ぶりに演奏された。
       音楽を担当した『Double Dream』(平川祐樹監督)があいちトリエンナーレで発表。。
ピアノ&作曲生徒たちの演奏会をアムスで開催。
11月 引越し。再びハーグの中ですが、いい場所見つかりました。
音楽を担当した『pulse』(平川祐樹監督)がカナダのCinesonikaでグランプリ受賞!
12月 イスラエルでGAGA Intensive Courseに参加。

01 January, 2011

マーケットで食材買い物 - Israel Report 6

2010年12月10〜22日に滞在したテルアビブでのレポート記事その6です。
嵐の後のテルアビブ。マーケットを少し歩いてみました。

【イスラエル滞在4日目:12/13 Mon】
昨夜からずっと大雨、雷、強風に襲われたテルアビブ。ホステルの壁に嵐の時のおすすめコースが張り出されていましたが、そこにバットシェバの公演が紹介されていて、地域に支えられているんだなあとこんなところで感心してしまいました。




外に出てみたら、これ。洪水状態。水はけ悪いようです。とはいえ天気は快晴。サングラスが漸く正しい使われ方をしています。(昨日までは砂嵐をよけるゴーグルでした。苦笑。。)
そして、スタジオに行ってみると大きな水たまりが。なんと昨日からの雨漏りが続いてフロアの半分近く水浸しになっていました。もともと改修工事中だったことも関係しているようですが、マネージメントのヨシさんが掃除してくれました。






この日もGAGAのクラスはオハッドが教えてくれました。指の付け根「ムーン」を意識する事。腕を回して肩の「ホーム」の意識を持つ事。空間の情報を捉える事。足の裏をマッサージするように動く。などなど、初日よりも意識が少しだけ外側へ導かれた感じ。

レパートリーはBolelroの続きとドラマクイーンと呼ばれてた作品。(順番忘れていたので参加者のYoheiくんに確認しました。ありがと!)どうも単純にシーンの名前のようで、動画など探せませんでしたが、たぶんこのMamoototの一部だと思うので、ひとつリンクを貼っておきます。

Mamootot by Ohad Naharin, Batsheva Dance Company



終わった後、帰り道でマーケットをのぞいてみました。果物とパンを購入。量り売りしてました。バナナはちょっと若いのしかなかったけど、リンゴと一緒に入れとけば熟れるでしょう。
パン屋。
パン3個で5シェケル。(115円ぐらい。)
果物全部で10シェケル。(230円ぐらい。)
タヒン(白ゴマペースト)とかもあったけど、独りで食べるには大きすぎるので断念。





Yoheiくんとザクロジュースに挑戦
 ザクロのジュース。熟れていて甘かった!これフェイクじゃなくて、本物が置いてあって、その場で搾ってジュースにしてくれるんです。10シェケレと普通のフルーツジュースの倍ぐらいでしたが試す価値あり。
甘くて美味しかった!ちょっとだけ酸味も。

さて次回はエルサレムに行った日の事です。