17 April, 2011

フサの子守唄 Fusa's Lullaby

今つくっているオペラ『胡蝶の夢』のシーン#8で、
土蜘蛛族の女首長フサ(巫麻) が赤子の時の胡蝶を抱きながら歌う曲。

自然の中に希望を見いだしていく、前向きに生きてほしいと願いを込めた曲。
どこまで英語に翻訳するのかまだ決まっていませんが、
とりあえず日本語の詞がほぼできたので、ここで紹介してみます。
タイトルは「星をかぞえて」 とか別の案もありますが、
とりあえず、「フサの子守唄」にしておきます。

感想やご意見などお寄せいただければうれしいです。


「フサの子守唄(仮)」 〜オペラ『胡蝶の夢』より

ねえ 見える あの鳥が?
星たちがきらめく 夜空に
小さな瞳 しっかりと広げ
飛んでいく

闇の深さに嘆くのではなく
微かに光る あの星をかぞえましょう

ねえ 覚えてる あの蝶を?
風たちが駆け抜ける 森の中
小さな羽 はばたかせて
飛んでいく

木々のざわめきに怯えるのではなく
あなたに呼びかける 内なる声を信じましょう

ねえ 聞こえる あの声が?
月光が照らす 海原に
小さな心 ふるわせて
魚の群れが 叫んでる

水の冷たさを憎むのではなく
身を寄せあう 仲間を愛しましょう

この世の苦しみ 消えないけれど
疲れた心を抱きしめて
また昇る 朝日のために
この夜を越えていきましょう

ねえ 感じる?
あなたを必要とする人が
どこかで待っている
美しいハーモニーを 響かせて
その場所で呼んでいる


※ここでワードファイルがダウンロードできます。
S08-フサの子守唄0417.doc - http://bit.ly/ezhcI0
リブレットの英訳作業を手伝っていただける方はご連絡ください。
ご協力お願いします。

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